主要な経済指標の発表時間、日本時間で言う21:30や23:00(アメリカの経済指標の場合)というの
は
相場変動が急に激しくなります。
17:30(イギリスの経済指標)、8:50(日本の経済指標)なんてい
う時間も為替変動がおおきくなりま
す。
10分足などチャートを見ますが、この経済指標発表の時間前後は、見たこともないようなチャート
が
現れます。
主要な経済指標とは、いったいどういったものがあるのか?
FX初心者は最低限、どれを抑える必要があるか?解説していきます。
FX初心者の方は、この経済指標の意味はなんとなくとらえておいて、いつ何時にこの経済指標が
発表されるのかというスケジュールは絶対におさえておきましょう。
特に注億されている大きな経済指標
・米国非農業部門雇用者数(雇用統計)
・米国失業率
・米国GDP
・米国FOMC声明
非農業部門雇用者数(就業者数):NFP
ドル円で取引しようと思っている人は、この経済指標は最も重要です。
この発表前後で、1円以上動いたりしたことも過去あります。
・毎月、第一金曜日か第二金曜日に発表されます
・この経済指標は、調査対象が幅広いので影響も大きいです
・NFPとはNon Farm Payrollsの略です
市場予想値というのがあって、これよりも高いか低いかという見方、前月比や前年比ではどうか?というところがポイントです。
こればかりは予想しようがないです。
大きく儲かるパターン、大きく損するパターン、経済指標が市場の予想通りのパターンがあり、私の
経験では比較的予想が当たる感じがします。
それでも私は大きく損する可能性があるので、指標発表前にポジションをクローズしてしまうことが
多いです。
特にこの指標が発表される前、含み益があったら利益確定してしまいます。
同じことを考える人が多いので、その時間帯、円高になったりします。それを狙って売りから入る人も?
消費者物価指数(CPI)・生産者物価指数(PPI)
この経済指標は先進国で毎月発表されます。
■消費者物価指数(総合指数、コア指数)
家計でよく消費するものの値段を集計して算出します。
1995年を100としています。コアというのは、生鮮食品を除く総合指数をいいます。
生鮮食品というのは、物価変動が大きいため、除いたほうがより実態に近いということで、コア指数
を重要視しています。
これが前年比でどうか、市場予想とはどうか?という視点でチェックされます。
■生産者物価指数(総合指数、コア指数)
製造業者の販売価格から算出されます。
日本で言うと、卸売物価指数が近いものになります。
この両指数から物価が上昇しているかどうかをチェックします。物価が上昇しているということは、
景気が拡大してきたということ、そうすると過熱しないように調整を行おうとします。
これが利上げです。金利上昇をするということは、その通貨で運用することが得になるのでその通
貨が買いということになります。
円で言うと円を買うので、円高ドル安になります。
他にも主要経済指標はたくさんありますが、ポイントはその発表スケジュールです。
何も知らないで、ポジションを放置しておくと朝起きて大損ということがあります。
経済指標はどこでチェックするの?
私は下記サイトで経済指標をチェックしています。
Klug クルーク 指標カレンダー
http://www.gci-klug.jp/indexcal/indexcal.php
クルークはほぼリアルタイムで情報が更新され、指標に対しての専門家のコメントも見ることができ
ます。
かなり便利なサイトです。
SBI FXトレード
MarketWin24に経済指標・ニュース速報メール機能搭載されていて、忘れそうな場合のアラート機能として便利です。
主要ニュースだけとか、要人発言だけとか、細かい設定も可能になっているのが特徴です。
また指標カレンダーが、googleカレンダーのような見易さがあり、また気になる通貨だけを表示することも可能です。
GMOクリック証券【FXネオ】
ホーム > サービスガイド > FX > 経済カレンダー とページをたどると、経済指標の前回、予想、そして結果がその月すべて分かります。上記クルークよりも期間が長いので、最近はこちらがメインになっています。
もうひとつおさえておきたいことがあります、
要人の一言が相場を動かす
もうひとつおさえておきたいこと、それは要人発言です。経済指標の次は、要人発言?
為替相場というところは、世界の要人の一言で大きく変動します。要人って誰?ということなんですが、身近なところでは日銀総裁。世界的にはFRB議長とか、いろいろいます。
・利上げするんじゃないか?という解釈ができるような要人発言
・今後の自国の景気が拡大していくと解釈できる要人発言
・上記の逆で、利下げや景気縮小ととれる要人発言
今までの意見と突然逆のことを言ったりすると、相場が急に動いたりします。今まで一貫して円安を容認していたのに、急に円安は行き過ぎた!なんて言い出したら、大変です。
こういった要人発言に振り回されたら、FXなんてできない!なんて思わないでくださいね、人間慣れというものがあります。
その要人のクセがあって、しょっちゅう相場を振り回すような発言を繰り返す要人だと、「あぁ、またはじまった」ぐらいにしかとらえませんし・・・。とにかく相場が転換するような発言が出たときは、為替相場は動きます。
世界の要人たち
■日本
日銀総裁、副総裁、財務大臣、財務長官、財務官
■米国
FRB(米連邦準備制度理事会)議長、理事、連銀総裁
■欧州
ECB(欧州中央銀行)総裁、理事、BOE(英中央銀行)総裁
■豪州
RBNZ(ニュージーランド準備銀行)総裁、RBA(オーストラリア準備銀行)総裁、財務相
■有名投資家
ウォーレン・バフェット、ジム・ロジャース、ジョージ・ソロス
要人発言をまとめたサイト
FXプライム のホームページの中に、「相場を動かす一言」というページがあります。
http://www.fxprime.com/4_market/member/speech.html
外為どっとコムでも、この要人発言は細かくニュース配信されますし、どのFX業者にもこのニュース配信情報はあります。
かならずチェックしましょう!
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