2013年6月15日土曜日
なんと日本はアメリカに騙されているのか?
世間には素晴らしい分析能力を持つ人のブログがあります。
先日の中国とアメリカオバマの交渉は日本を騙す内容が
日本向けに公開されているのかもしれません。
ではそれについて以下に記載します。
「13日の産経新聞の一面に「米大統領中国を一蹴」の見出しを見て多くの日本
人は溜飲を下げたと思います。そして複数の米政府高官の言葉としてオバマ
大統領は「まず中国側は、日本が米国の同盟国であることを認識する必要が
ある」と発言したと述べています。
しかしちょっとまってください。米政府高官が明らかにしたこの言葉は明ら
かに日本を油断させ納得させるために米政府高官が仕組んだものと思われ
ます。
何故なら米国共和党の某高官は「オバマは中国を同盟国扱いしている」と
怒っているという記事が米紙に載っていたそうです。つまり米中首脳は世界
の同盟国に対して発表出来ないことを話し合った可能性が高い。
それでは何故米国は政府高官に正反対の事を発表させたのか?それは米国が
中国を敵視するより中国と協調していった方が利益に合致すると判断をした
からです。このことがハッキリ見えたのは、中国がTPPに参加したいと
言い出したらオバマは即賛成したことです。
安倍首相は一文の得にもならないどころか日本の国柄を壊しかねない
危険なTPPに参加表明したのは中国包囲網を意識したからです。
「中国抜き」だから国益を犠牲にしてまで参加表明をしたのです。
それなのに水面下ですでに中国のTPP参加は予定のコースだったとは、
完全にアメリカに騙された。アメリカの仕掛けた罠にまんまとはまり込ん
でしまった。
いまやアメリカは大企業や金融界が支配している国です。アメリカ政府が日
本に対して何か仕掛けてくるとしたら、オバマの考えというよりアメリカの
利益集団の指示に従って推進されているといっても間違いではありません。
アメリカを動かしているこれらの超国家企業群は中国をTPPに取り込んだ方
が儲けが大きいと判断したのです。TPPによって日本の消費市場を開放して
も成熟した日本人は二流のアメリカ製品を買ったりしない。
つまり日本はアメリカから買うものは何もない。
それなら中国を敵視するより中国と政策協調していったほうが、13億の
市場を手に入れることが出来るとアメリカの利益集団が判断したのです。
しかし利益集団は中国では契約というものに強制力がないという事実に、
あまり気がついていないようです。
習近平はオバマに「これまで輸出主導型の経済を内需主導型に転換し、
中国国内の消費市場を拡大する」といってオバマと超国家企業をその気に
させた。そしてオバマ政権が中国を敵でなく味方にしてしまうことに習近
平は成功した。
しかし中国の経済や貿易の態勢が世界などと大きく異るため、中国のTPP参
加は簡単でないことすらアメリカは分かっていない。
アメリカは中国の巨大な国土面積と溢れるほどの人口に目が眩んで正直で
真面目な日本を見捨てようとしています。
アメリカの雇用の10%を支え、アメリカにドルを還流させ、アメリカの軍事
力を支えている日本、日米両国は切っても切れない相互依存関係にあること
を何故わからないのだろう?
中国が日本に取って代わること出来ると考えているアメリカ政府やアメリカ
のマスコミは正直に言えば愚かというより他ない。
日本の政治家やマスコミはアメリカが大統領とホワイトハウス・スタッフに
よって動かされていると信じ込んでいる。しかしそれは絶対的な力ではない。
アメリカを動かしている真の力はほかにある。その真の力を握っているのが
超国家企業です。
近代国家がその国の成立のために国民という個人に求めて求めてきたものは
国家利益に貢献することであり、国家としてのアイデンティティへの
忠誠心であった。
しかし今日の超国家主義者に支配されたアメリカは個人のアイデンティティ
は必ず国家への忠誠心と一致するものでなくなりつつあります。
その証拠に多くの超国家企業の本籍がタックスヘブンに存在しています。
アメリカの皮をかぶった超国家企業は日本に大きな罠を仕掛けた。しかし
日本の政治家もマスコミも全く気がついていない。それどころか同盟国で
あるアメリカがそんなことを日本に対してするはずがないと頭から信じこん
でしまっています。
我々日本人の心には戦後長く頼りになるビッグ・ブラザーアメリカの姿が
焼きつき、そしてその軍事的コミットメントは絶対だと安心してしまった。
しかし日本とアメリカの関係は急激なピッチで変化し続けています。
日本も早急に変わらなければ、いつまでも左翼に足を引っ張られて変わる
ことの出来ない日本、よその国が振りかざすタテマエを信じる日本、
自国の利益と生存は自分の手で守り、その利益と生存を脅かす者はたとえ
相手が強国と言えども「叩き落とす」という気概をもって事に臨みたいも
のです。
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